お子さんの腹痛には、「急に起こるもの」と「繰り返すもの」があります。
急に起こる腹痛では、突然お腹が痛くなったり、嘔吐や下痢、発熱を伴うことがあります。こうした症状の多くは一時的なもので、数日でよくなることが一般的です。
ただし、ぐったりしている、吐き続けている、血便がある、強い痛みが続くといった場合には、早めの受診をご検討ください。
一方で、起床時や学校に行く前に痛くなる、食後すぐや食後しばらくして痛みが出る、学校中や夕方・夜に痛くなる、なんとなく腹痛が続くといった「繰り返す腹痛」も少なくありません。
このような症状は、体調や生活リズムの影響により自律神経のバランスが崩れ、胃や腸の動きが乱れることで起こることがあります。
当院では、いつ痛くなるかを手がかりに、症状の出方や生活背景を丁寧に確認し、原因を整理しながら診療を行います。
治療は、生活リズムの見直し(睡眠・食事のタイミング)をはじめ、胃や腸の働きを整える治療や、痛みや張りをやわらげる対応を行います。
また、状態に応じて西洋薬と漢方薬を組み合わせながら調整し、繰り返さない状態をめざします。
「異常なし」「様子を見ましょう」と言われ、不安に感じることも多いかと思いますが、お子さんの腹痛には必ず何らかの理由があります。
気になる症状がある場合は、迷った時点でお気軽にご相談ください。